my home
人が来ると本当に実感する、自分の家の暖かさ。
母は張り切って作ったご飯を『美味しい』と食べてくれる顔を見るだけでとても満足なようで
とても満足そうに私の友人を本当に暖かに迎えいれる。
飲める子ならお酒を勧め、誰とでも団欒。
皆、第二の実家のように思っているみたい。
「おかえり」ってこんなに安心するなんてね。忘れていた。
ずっと前にさゆりが『I'm home』という作品を展示した。
「おかえり」に飢えてた子だった。
あの暖かで柔らかな写真を、ふと思い出した。
『長い散歩』
ぼけっとテレビを見ていたら、奥田瑛二監督の『長い散歩』特集が流れていた。
彼の人生計画とやらを表にされていた。30代は人気俳優、40代は主演俳優、50代は監督。
見事に体現した上に男の色気振りまいてモデルなんかもやったりして美人の奥さんと愛娘が2人。
持ってる人は何でも持ってるんだな、かといってズルイといった印象も無い。
監督業は配給会社とは別に活動をしているので、売れなければ無収入 その代わり自由にやれる。
家族総動員で映画のビラ配りをしたり、捨てられてしまったビラが悔しくて綺麗にのばしてまた配ったり。
子供の学費が払えなくなりそうになったりしても夢だった監督業を。
嬉しくて泣ける、悔しくてもその感情を露わに出来る人というのは素直に美しいと思う。