砂
人が、砂のようだと感じたことはないですか。どこの世界に行っても砂は平均直径1/8mm。流動的で、沢山あると大きな力をもつ。たくさんの人が電車から出てくるときはいつも穴のあいた袋からこぼれ出る砂のように思える。決して腐らず、砂漠を見れば砂の強さはよくわかるはず。人は腐るけど。働いてると、その動きにとても翻弄されている気がする。今日は週末だから・・・たくさん流れてくる。今はきっと田舎に流れていく。世の慣例に従って皆同じように流れていく。都心はとても流動的で、その流れに乗れない吹き溜まりのような砂(人)たちがたくさんいる。それが腐ってなんて言い方は変だけど、新宿は腐臭がすると思う。人は徒党を組めば強大な力をもつし、でも一粒ではとてもとても価値が見出せない。流れに乗っていれば楽だし、乗れなくて風の吹くまま流されていくのもいい。砂はしっかりとつかまえてないと手からサラサラと流れ落ちてしまう。