それは、木で出来た、薄暗い
結局仕事が終わったのは朝の7時上司は2人ともワインで潰れて寝てしまった置いて帰るわけにもいかず少しの間一人で途方に暮れていた少ししたら先輩が目覚めて2人で店長置いて店を出た12時間飲み続けて 店を出ると もうすっかり明るい家に帰ってはっぴいえんどの「しんしんしん」を聞く歌声は細野晴臣とキセル すっかり私の涙腺は支配されてしまう私を喜ばせたい病の人がいてでも私は何ひとつ返せない 少なくともあと1年この街、全てが繋がっているんじゃないかまだ網目の端の少し解けたところしか見えちゃいない人の自尊心の形はそれぞれで その歪みに合わせて守らなきゃならない怒らせたかと思えばお姫様扱いされたりトイレでのひと時に 自分の頬を張り窘める来週はヘンリーさんの歌声を聞きにゆくいい歌い手がたくさんいても この街は福岡のようにはならない